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[03.詩歌]句稿・試行 2016年7月

新しい順に並んでいます。

虹すこし降り注いではアイロンかけ
虹すこしまぶしてこめてアイロンかけ
梅雨明けて一切合財干し散らし
梅雨明けて手当たり次第干しにけり
夜店立つコルクの弾の音は咲き
隣から仕損もらいて夜店番
夕立や排水口は咳き込んで
夕立や雨樋むせる声やまず
緊迫の空気を読まず冷蔵庫
定食や機材の如き冷奴
整然と客待ち伏せて冷奴
欠け目立つ算数セット夏休み
魚とたこばかりのはだし水族館

以上、2016年7月

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